ディスコミライフ

日記や感想を書きます

昼ドラ「碧の海」を見て

一言で言うなら「毎日放送されるよしもと新喜劇」でございました。
ありとあらゆる場面で登場するよしもとの芸人達がドラマを盛り上げてくれますので芸人好きの方にはたまらないドラマだった かもしれません。

さて、このドラマは沖縄と東京を舞台に過去篇と現代篇で構成されています。序盤は過去篇。
篇が旧字なのは聖母・聖美物語リスペクトです。

公式いわく「この夏一番切ナイ恋」だったそうですが、過去篇の強烈な棒読みオンパレードにより視聴者はとてつもない苦痛を背負うことになります。
切なさだの甘酸っぱいだのロミオとジュリエットだの、そんな思いを抱く前に棒読み学芸会が全てをぶっ壊してしまうのでした 。
序盤の実況は聖母~からの視聴者がたくさんいらっしゃった気がしましたが、この序盤でかなりの人が脱落してしまったように感じます。
具体的に名前を出すことは「○○ちゃんは聖なるプリンセス!批判なんて許さない!」なファンに叩かれるので避けますが、あのアイドルグループにもっとまともな芝居ができる人はいなかったのか…とボヤきたくなりますね。
ちなみに実況では「キンタロー。」に似ていると話題でしたが現代篇では奥菜恵さんが演じたのであまりの変貌っぷりに視聴者の脳はついていけませんでした。(目の大きさが違いすぎるって)

で、ストーリー…何だっけ…
実の母親と血が繋がっていないことを知った小館舞(18)は自分の「ちょっとそこまで」のノリで自分の出生のルーツを探しに沖縄に行きます。過去篇もバニラエア使ってたっけ?忘れちゃった。
舞ちゃんは世間知らずのお嬢様なので止まる場所も考えてませんでした。そんな時出会ったのが家が民宿の航太。
なんと航太はボロ民宿を一泊8000円で舞を泊めます。高いよ。(おそらく舞は8000円も高いと思っていない)
んで、それをきっかけに沖縄で様々な出会いや別れを経験し、初恋は叶いそうで叶わないまま14年後の現代へ移ります。

現代篇は14年間舞に連れ添い婚約者にまでなった圭吾がキング・オブ・当て馬になったり航太が視聴者向けに乳首券を発行しながら復讐の鬼になりきれず人として軸がブレブレまくったり、最終週はシーンが変わるごとに沖縄と東京を行き来していたりともうそれくらいしか覚えてないです、ごめんね。

このドラマで最も面白かったところは現代篇に登場する美樹先生の娘・彩ちゃん(天使)が第3の洗剤を宣伝するシーン。
天使彩ちゃんはスポンサー思いの優しい子なのだ!
他にはやっぱり舞台が沖縄だけあって海や空がとても美しいです。OPの映像はとても好きでした。「凪のあすから」が好きだった人なら分かってくれると思う。

最もダメだったところはやっぱりキャスティング
折角の美しい海・きれいな空・南国沖縄が舞台にも関わらず画面に映るのはよしもとの芸人ばかり…。そのせいかただでさえぶっ飛びドラマになるとコントっぽくなる昼ドラにプロの力が加わり、よりコントらしい仕上がりになってしまっ…。何がひどいって沖縄が舞台なのに方言はないわ、かといって標準語だとなんかたどたどしいわで「別に沖縄が舞台じゃなくてもいいのでは」という気持ちになるのがなんていうか…ね…。唯一ネイティブのガレッジセール川田氏は現代篇では亡くなってて登場しないし!

個人的には圭吾役を演じていたパンサー尾形さんは中々良かったかな。圭吾のキャラが好きだったのもあるけど、だんだんお芝居が上手になってちゃんと「圭吾」になってたのがとても良かったです。
ただ、このドラマ見るまでパンサーって芸人の存在も知らなければお笑いトリオだったことも知らんかったです。ポッピングーシャワー食べたい。
あとパンサー尾形ってイジリー岡田の亜種だと思ってたわ。ごめんな。

キャスティングもそうだけど、このドラマ結局どんな人に見てもらいたかったのかがちょっと謎ですた。
夏休みの若い子に見てもらいたいならもっと舞と航太の恋に焦点を絞るべきでは?と思う。けれどもいつも昼ドラを見てる主婦層を考えるとドロドロも入れなきゃ!となったのか主題がぼやけてしまったように感じる。
最後の最後で舞と航太は結ばれ、15年?16年?越しにキスをして物語は終わるけれど、舞は沖縄で航太を待つために事務所を閉じてしまうので、あそこで働いてたお姉ちゃん達どうなったの?とか舞は沖縄でどうやって生活していたんだ?等、考え込めば考え込むほど綻びが出るシナリオのことは多分忘れた方が幸せなんだ。


結論:棒読み、ダメ絶対!