ディスコミライフ

日記や感想を書きます

2015年昼ドラ総括-こんなんだから昼ドラが終わってしまうんだよ

ボタバラは2016年の昼ドラとさせていただきます。そうしないと2016年は嵐の涙だけになる…。

今年の3月でわたしたちのお昼を熱くしてくれていた東海テレビの昼ドラが終わってしまいます。悲しい。嵐の涙がとても微妙なことは置いといて2015年に視聴した昼ドラの感想を書きました。
正直、だから視聴率が取れないんじゃないの?と言いたくなるようなダメドラマ揃いの年だった。

 

花嫁のれん


未視聴。

 

プラチナエイジ

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2015年最高昼ドラ・ザ・イヤー
3組の還暦夫婦の物語。この作品のすごいところは、3組の夫婦それぞれの形が異なっていること。そして群像劇として成り立っている構成の良さです。

昼ドロの伊佐山家
コメディの岩村家
シリアスの速水家

面白いのは孫がいる伊佐山家、孫がこれから生まれる岩村家、子どもがいないから孫もいない速水家…と孫の有無もそれぞれ違う。3組の差別化が上手い。
最初は還暦のジジババの恋愛なんか見たくねーよ!と思ってたのに気が付いたら還暦夫婦の人生の選択を食い入るように見てた。
若い頃の回想シーンがないにも関わらずどんな夫婦生活だったのかが安易に想像できるようなキャラクターの作りもとても良い!
脚本も役者さんも等身大だ~と思ったら脚本家の方もちょうど「プラチナエイジ」な歳なんですね。なんか本当に「この世代だからできる」作品なんだと思う。

シリアスの速水家がすごくいいんですよ。2次元男女カプか?と思っちゃうくらいラブラブで(でも生々しくなくて和む感じのラブラブ)、ずっとこんな日々が続けばいいなってところに認知症になってしまう純ちゃん、という中々に重いストーリー。


純ちゃんがちゃらんぽらんでギャンブル大好きなんだけど憎めないキャラでして。しかも湘南のマナーのなってない若者を腹パン一発KOするくらい強い。かっこいい!
病気になって自分の店名も思い出せなくなってしまう中で、「忘れるんじゃない。思い出せないだけなんだ」と結論付けたのは純ちゃんにしか言えない台詞だと思った。悲壮感の中に射す光だった。
なので前妻との間にできた娘のことが思い出せないまま臨む結婚式のシーンは涙なしには見れない。実際この回は泣きながら見てた。

(既婚者なので自分の結婚式と重ねて見てしまった。わたしの親ももうすぐ還暦だからね…)

BLも百合も男女もなんでもいけるんですが、まさか還暦夫婦に萌える日がくるとは思いもしなかったな~。
速水家のことを中心に書いたけど、姑の毒っぷりに気付かないままこれからも生きる伊佐山家篇とホストの小林豊が登場する岩村家篇も最高だよ!
3組それぞれの夫婦の形と彼らの友情。画面はお年を召しているかもしれないが展開されるストーリーは青春そのもの。人間いくつになっても青春できる。

そのうちサンテレビあたりで再放送される気がするので是非見てね。

 

明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜 (明日ご飯)

 高杉真宙のPVみたいなドラマなので彼のファンは見ましょう。(以上)

るかくんがめっちゃかわいい。家族愛を全面に押し出した物語は良かったです。登場人物のどいつもこいつも親戚同士だけど。
個人的には序盤のるかくんと出会うまでがちょっとたるかった。早く出会って!と何度か思った。あと事あるごとに胃腸炎はもう少し何とかして!と思った。

 

癒し屋キリコの約束

昼ドラが生んだ最高駄作と言っていいと思う。とにかく何もかもがダメ。2時間で終わるだけ実写版デビルマンの方がまだマシなのでは。
第1話・第2話なんか姑役の泉ピン子と嫁が喫茶店で悪口を言ってるだけ、しかもその悪口も何にも面白くないという悪夢。
そして悪口を言い合ってお互いすっきりして仲直りできましたとさ♡キリコさんすごーい!

え、なにこれ…

原作通りなのか何なのか知らないがとにかく各エピソードの薄っぺらさがダメドラマに拍車を掛けている。DV夫から逃げて昭和堂で働くかっきーの過去を愉快な仲間たちの前で暴露(しかも何故か紙芝居で)する胸糞の悪さ、オタク青年がいつまでもオタクなのは「大人になれない・恋ができないから」と決めつけたりとか。
キリコのやっていることはカウンセラーの真似事なんですけど、相談相手を否定したり決まった枠に納めて「はい、解決です☆」は本職の方に喧嘩売ってるんじゃないかな…。

唯一褒められたことは涼くん役の戸塚祥太の演技。
感情を表に出さない、掴みどころのない、けれどもある目的のために生きてキリコに近づくという難しいキャラクターだったけど作中唯一の見せ場回の演技はゾクゾクしました。クソドラマに勿体ない素晴らしさだよ。
ラストヒロインちゃんもだんだん演技が上手になってたから落ち込まないでね。悪いのは全部クソドラマだ。

 

別れたら好きな人

もう吉本は止めろ…止めるんだ!(碧の海の悪夢)

大先生はシンデレラデートの時も思ったが女性が喜ぶ恋愛ドラマは向いてないと思う…。
不倫とか離婚即前妻と復縁とか美味しいテーマではあるけど描き方を間違えてしまうと不快感しか残らないからデリケートな題材だよね。特に昼ドラは既婚女性がメインターゲットなわけだから「肉体関係がないから大丈夫です!」なんて理屈は通用しないんだ。

プラチナエイジみたく色んな夫婦関係を出してそれぞれ頑張っていく群像劇(コメディ調)にしたかったんだろうけど結局皆して復縁したり交際0日婚キメたりで似たり寄ったりで面白くない。交際10年の後に結婚、何があっても支え合うラブラブ夫婦とか登場させて良かったんじゃないの。

何より後半は二郎の前妻一家が二郎宅に居候してわがままの限りを尽くすという、あの世の果てが見えるほど不快極まりない展開に何もかもがどうでも良くなりました。あの一家の顔は二度と見たくないです。

そんなラブコメ・別れたら好きな人で一番笑ったのはシンデレラデートの結城涼太と真琴がクロスオーーーーバーーーで登場したことだからな!!しかもこいつら不倫結婚即子作りしたのか子連れで登場したからな!!!先輩風を吹かせて!!!なんでや!!健吾(陣内智則)は悪くないだろ!!!ちょっと棒読みで不器用だけど安定収入、実質婿入り状態で真琴の親にも尽くす人だっただろ!

 

……

 

毎週のように吉本芸人が登場していたので最終回で陣内智則が一人シャコンヌで酒を飲んでいたら神ドラマになってた。この芸人ノルマに関してはお疲れさまとしか言いようがなかった。そのくらいドラマからコントになってしまう芸人パートが不快だった。

あのね、お昼のひとときに芸人の下っ手くそな芝居とコントもどきは見たくないです。然るべきところでその才能を発揮して下さい。演技ができてしかも上手い芸人って一握りだと思うんで…。
でも綾部の演技は中々良かったです。演技がアレすぎて視聴を止めようとは思わなかったし二郎ちゃんのキャラ自体は好きだった。

結局二郎ちゃんと咲の間の収入格差問題とか、終わらない家族食堂の改革とかペッパーくんは元の主の元へ帰れたのか?とか投げっぱなしの要素が多くてラストの復縁結婚式を見ても「ふーん…」としか思えなかった。
結局「前妻と復縁する」ってシナリオありきで肝心の復縁までの過程も酔った勢いで気付いたら一緒にホテルにいた!好きかも!みたいな、お前ら酒を飲まないと何にもできないのかよ!と言いたくなるものばかりでときめきも何もなかったです。

 

 

総括

ドロドロな昼ドラをやりたくないのは理解できるが、それならもっとちゃんと「面白い」ドラマを作って欲しかった。出演者が豪華だとか、海外ロケをしてるとか、芸人が出演するからとか、物語以外の要素で視聴者が増えるような枠じゃないと思う。何でもない日常をわくわくさせてくれるのが東海テレビの昼ドラの一番のアイデンチチィだと思っているわたしとしては、2015年の昼ドラは不作でした。プラチナエイジが一番好きです。こんな昼ドラがこれからも見れるならドロドロ描写なしでもいいかなって思うくらい好きでした。

癒し屋キリコなんて昼ドラどころかドラマにもなってない何かが放送された時点で昼ドラの悲しい未来は決まったようなものだったんだな、きっと。